揚げずに作る、罪悪感ゼロの韓国風大学芋「コグママッタン」

肌寒くなってくると、甘くてホクホクのさつまいもが恋しくなりますよね。日本では「大学芋」として親しまれているさつまいものおやつですが、韓国にも「コグママッタン(고구마 맛탕)」と呼ばれる非常によく似た定番スイーツがあります。外はカリッと、中はしっとりとした食感が魅力ですが、本来はたっぷりの油で素揚げしてから蜜を絡めるため、カロリーが高く、家で作るには油の処理が面倒だという難点があります。

そこで今回は、たっぷりの油を一切使わず、ノンフライヤー(エアフライヤー)を活用して作る、超簡単でヘルシーなコグママッタンのレシピをご紹介します。この方法なら、使用する油はほんのわずかで済むため、ダイエット中の方や、お子様のおやつとしても安心して提供できます。調理時間もわずか20分程度。後片付けも驚くほどラクチンなので、さつまいもがたくさん手に入ったときの大量消費レシピとしても非常におすすめです。

ノンフライヤーで作るメリット

  1. カロリーダウンでヘルシー:たっぷりの油で揚げる代わりに、少量のオリーブオイルを表面にコーティングして熱風で焼き上げるため、大幅なカロリーカットが叶います。
  2. 油はね・油の処理が不要:揚げ物特有のキッチン周りの油汚れや、残った油の処理といったストレスから完全に解放されます。
  3. 外はカリッ、中はホクホクの黄金比:ノンフライヤーの高温熱風がさつまいもの水分を適度に飛ばしつつ焼き上げるため、フライパンで焼くよりも格段にカリッとした食感に仕上がります。

準備する材料(4人分)

特別な材料は必要ありません。ご家庭にある基本的な調味料だけで、本格的な韓国カフェの味が再現できます。

  • さつまいも:3〜4個(中サイズ)。日本の品種なら「紅あずま」や「鳴門金時」などのホクホク系、あるいは「紅はるか」などのねっとり甘い系、どちらを使っても美味しく仕上がります。
  • コーティング用オイル:オリーブオイル 大さじ4杯(香りが気になる方は、サラダ油や米油、キャノーラ油で代用可能です)。
  • 絡める蜜(シロップ):水あめ、ハチミツ、オリゴ糖などを合わせて大さじ4杯。韓国では「チョチョン(水あめ・麦芽糖)」をよく使いますが、日本の水あめとハチミツを半々で混ぜると、コクのある上品な甘さに仕上がります。
  • トッピング:白ごま または 黒ごま 少々。

調理前のちょっとしたコツ

さつまいものアク抜き:切ったさつまいもを10分ほど水にさらして表面のデンプンを洗い流すと、焼いたときに焦げにくく、お互いがくっつくのを防ぐことができます。ただし、水から上げた後は、キッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取ってください。水分が残っているとオイルがうまく絡まず、カリッと仕上がりません。

超簡単!ステップバイステップの作り方

1. さつまいもの下ごしらえ

さつまいもは綺麗に洗い、ピーラーで皮をむきます。皮つきのままでも栄養価が高く美味しいですが、マッタン特有の口当たりの良さを楽しむなら皮をむくのがおすすめです。皮をむいたさつまいもを、一口大(約2〜3cm角)の乱切りにします。断面が多くなるように切ると、熱が通りやすく、よりカリッとした食感になります。

2. ビニール袋でオイルコーティング

ボウルを使わず、ジッパー付きの保存袋や丈夫なポリ袋を用意します。そこに水気を拭き取ったさつまいもを入れ、オリーブオイルを大さじ4杯加えます。袋に少し空気を含ませて口をしっかり閉じ、シャカシャカと振ってさつまいも全体にオイルを均一に絡ませます。この裏技を使えば、手を汚すこともなく、洗い物も減らせて一石二鳥です!

3. ノンフライヤーで焼き上げる

オイルが馴染んださつまいもを、ノンフライヤーのバスケットに重ならないように並べます。温度を200度に設定し、20分間加熱します。機種やさつまいもの大きさによって火の通り具合が変わるので、10分経過したところで一度バスケットを開け、全体をひっくり返したり揺すったりして、ムラなく焼き色がつくようにします。竹串を刺してスッと通れば、中までしっかり火が通っています。この状態の「焼き芋」として食べても、甘みが凝縮されていて最高に美味しいですよ。

4. 魅惑のツヤツヤ蜜コーティング

大きめのフライパンを用意し、水あめやハチミツ(大さじ4杯程度)を入れます。弱火にかけ、フツフツと小さな泡が立ってきたらすぐに火を止めます。そこに、ノンフライヤーから取り出した熱々のさつまいもを投入し、手早く全体を混ぜ合わせて蜜を絡めます。余熱だけで十分に絡むので、火にかけすぎないのがポイントです(火にかけすぎると飴がガチガチに固まってしまいます)。甘さが足りない場合は、ここで味見をしてハチミツを少し足してください。

5. ごまを振って仕上げ

全体にツヤツヤの蜜が絡んだら、仕上げに白ごま(または黒ごま)をパラパラと振りかけます。ごまの香ばしさが甘さを引き立ててくれます。完成したマッタンは、くっつかないようにクッキングシートを敷いたお皿や網の上に広げ、少し冷まします。粗熱が取れると表面の蜜がパリッと固まり、理想的な「外カリッ、中ホクッ」の食感が完成します。

美味しい食べ方と保存方法

出来立てはもちろん美味しいですが、少し冷めて飴が固まった頃が一番の食べ頃です。韓国では、甘いコグママッタンに冷たい牛乳を合わせて食べるのが子供たちの定番スタイルです。大人の方は、ブラックコーヒーや渋めの緑茶と合わせると、無限に食べられてしまう危険な美味しさです。

もし余ってしまった場合は、密閉容器に入れて常温で1〜2日保存可能です。冷蔵庫に入れるとさつまいもが硬くなってしまうためおすすめしません。翌日食べる際に少し硬く感じる場合は、電子レンジで20秒ほど軽く温めると柔らかさが戻りますが、カリッとした食感を楽しめるのは作ってすぐの特権です。

ノンフライヤーのポテンシャルを最大限に引き出すこのコグママッタンレシピ。思い立ったらすぐ作れる手軽さなので、さつまいもが美味しい季節にぜひ一度試してみてくださいね!